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iPhoneなどのスマートフォンを購入する時に決める「データ定額パック(プラン)」。なるべく安く便利なプランを契約したいけれど、自分に合うプランが分からないという方へ、データ通信量の目安になる情報をまとめてみました。
月に何GB使ってる?「データ通信量」使用理由を突き止める。
自分に合ったデータ通信量プランを選びたいなら、まずは自分が毎日、何GB使っているのかを調べてみましょう。調べるのが面倒だと思った方は、次の「データ通信量の目安を確認する」へ進んでもらっても構いません。
以上のマイページから、先月使用したデータ通信量を見てみましょう。過去数ヶ月を見てみると、平均どのくらいのデータ通信量を使っているのかが分かります。現状、苦もなくスマホを使えていて、契約データ通信量ギリギリ使い切れているような状況であれば、このままでいいでしょう。
しかし、いつもデータ通信量をあまり使わずに余らせ過ぎてしまう方や、データ通信量を使い過ぎてしまう方はプランの変更がオススメ。
あまりデータ通信量を使わない方は、一つ下のプランに変更すればスマホ代が安くなりますし、使い過ぎてしまう方は「データ使用の警告」などの警告が来て、月が変わるまで通信速度が落ちてしまうので、他のプランに変更していった方がストレスなくスマホが使えるようになります。
iPhoneなどのスマホを使って、何をしているか思い浮かべてみる。
さらに、あなたはスマートフォンで何をしていますか?
- インターネット検索
- メール送受信
- LINE・Skypeなどでの通話
- アプリゲーム
- 書籍・音楽・映画の視聴
などなど。便利なスマートフォンだけに、色々な用途がありますね。しかし、「LINEなどの音声通話」「アプリダウンロード」「動画視聴」はデータ量を消費する原因なので、要注意。LINEは通話料がかからないと思っているかもしれませんが、通話料がかからない代わりにデータ通信料がかかっているんですよ。
データ通信量の目安は?
ソフトバンクのQ&A*1を見てみると、
データ定額パック・小容量(2GB)の目安
メールの送受信なら | およそ4,180通/月 およそ139通/日 |
---|---|
ニュースサイトの閲覧なら | およそ6,980ページ/月 およそ233ページ/日 |
動画の視聴なら | およそ9時間/月 およそ18分/日 |
音楽のダウンロードなら | およそ500曲/月 およそ17曲/日 |
※2GBをパケット数に換算すると「16,777,216パケット」です。
とのこと。さらに、上記の計算に入っていないLINEやFaceTimeでの音声通話・動画通話のデータ通信利用量を見てみると、
通話・ビデオサービス データ転送量
サービス | 5分間のデータ量(MB) | 1分あたりのデータ量(MB) |
---|---|---|
FaceTimeオーディオ | 2.1MB | 0.42MB |
FaceTimeビデオ | 12MB | 2.4MB |
LINE音声通話 | 1.5MB | 0.3MB |
LINEビデオ通話 | 10.5MB | 2.1MB |
Skype音声通話 | 1.5MB | 0.3MB |
Skypeビデオ通話 | 31.2MB | 6.24MB |
050Plus | 1.08MB | 0.22MB |
(引用元:SIM通|お得な格安スマホや格安SIMの情報ならSIM通へ!)
となっています。Skypeでビデオ通話を1時間しただけで、約0.4GB使用したことになります。週末にお孫さんの顔を動画で見せていたりする方や、海外に住んでいる子どもとの連絡手段としてSkypeを使っている方などは、知らず知らずのうちにデータ通信量を使っているんですね。
豆知識:データ通信量とは?
データ通信量とは、Webサイトを見たり、メールを送受信などを利用した時の、バイトやパケットで表されるもの。1パケット=128バイトに相当します。
また、1バイトとは半角英数字1文字ですが、ひらがな・カタカナ・漢字は2バイトとなります。同じ文字数でも、日本語の方が2倍データ量がかかるわけです。
バイト数 | 言語 | 例 |
---|---|---|
1バイト | 半角英数字1文字 | a |
2バイト | ひらがな・カタカナ・漢字 | あ |
さらに、1GB=約1000MB=約100万KBとなります。そうすると、先程調べた自分が使っている自分がいかに多くのデータ通信量を使っているかが分かります。
データ通信パックの目安は、あなたの生活スタイルに合わせて選ぶこと。
長くなりましたが、ここまでは過去にあなたがスマホを使ってどのくらいのデータを利用していたかを見てきました。これを踏まえて、新型iPhoneなどのスマホを契約する際には、自分がスマホをどのように使っていきたいかを考えて契約していくのがベストと言えます。
スマホをストレスなく使うなら5GB以上。家族でお得にシェアなら10GB以上。
データ通信と月額の通信費を安くしようとしている格安SIM購入者には、データ通信量2〜3GBプランが人気です。しかし、契約しているデータ通信量を使い切らないよう、都度都度、データ通信利用量をチェックしたり、Wi-Fiへ頻繁に接続して節約しながら使っているのが実際のところ。(そのため、データ通信量削減の記事は、有り余るほどネットに出回っています。)
動画や音楽や映画のダウンロードやLINEの通話などを頻繁に行うなら3GB以上あると、いちいちWi-Fiに接続したり解除したりという面倒な手間を省けます。スマホのデータ通信量を気にせず快適にスマホを使いたいなら、5GB以上で契約するのが楽チンです。このプランは、スマホでWi-Fi接続する方法が分からないという方にも最適ですよ。
また、家族で使う場合には、スマホ代節約が課題ですよね。その場合には、10GB以上のデータ通信量を家族で分け合いながら使うのが◎。
auにはデータ量のシェアはなく、個別契約のみですが、手数料なしでデータギフト制度を利用することができます。docomoとソフトバンクは、多少の差はあれど、家族3人以上であれば、10ギガバイト以上で利用できるデータシェアがお得です。通常のケースであれば、家族2人なら個別契約の方がお得なので、その辺りも注意しましょう。
特に、2016年1月の総務省の値引き制限の煽りを受けて、データ容量が増量されるケースがあります。各社の公式サイトでご自分の情報を入力すると適用されるキャンペーンなどがわかるので、下記公式サイトで確認してみてください。
その上で、家族の人数・生活スタイル・スマホの使い方を総合的に考えて、ご自身に合ったプランを選択して下さいね。