iPhone最新情報

iPhone最新情報は、iPhone・ MacBook ・iPad ・Apple Watchなど、Appleの最新情報をお届けするITメディアです。iPhone8予約に関する最新情報を中心に配信中。

卵子凍結に補助金?Facebookとアップル社が、女性の悩みに応える制度を採用。あなたはどう思う?

米Facebookと米アップル(Apple)が、女性社員の卵子の凍結保存に補助金を支給するとのこと。卵子凍結の是非が問われている最中に決まった補助制度はどのようなものなのでしょうか。

http://www.flickr.com/photos/62980166@N03/5750162705
photo by SLU Madrid Campus

卵子凍結とは?

卵子凍結とはどんな仕組みなのでしょうか?

一般社団法人日本生殖医学会によると、

受精卵の凍結保存は、体外受精や顕微授精で受精・発育した受精卵を凍らせて長期間保存しておく方法です。

高齢になると、卵子自体の機能が低下し、子どもが欲しいと思った時には妊娠しにくくなっている可能性があるそう。

2012年2月14日(火)放送のクローズアップ現代『産みたいのに産めない ~卵子老化の衝撃~』ではこんな発言も。

「どうしてそんなひどい事を言うんだと思うかもしれません
でも卵子の若返りは不可能です
どんなに見た目が若く見えても 卵子は若返りません」

卵子凍結技術を使えば、1人1人の婚期や仕事等の事情に合わせて、出産時期を調節できるという利点がある一方で、リスクもあります。

聖マリアンナ医科大学病院 生殖医療センター卵子凍結保存|聖マリアンナ医科大学病院 生殖医療センターによると、

成熟卵子は凍結時の浸透圧変化による物理的影響を受けやすく、また染色体の異常を来しやすいため出産成功例がきわめて少ないと考えられています。体外培養の技術が確立されていないことから、卵子凍結法はまだ完成の域には達していません。

知り合いで成熟卵子を凍結して妊娠・出産を経験している方がいるので、成功するんだという意識はあります。

しかし、大学病院のWEBサイトに「成功性がきわめて少ない」と書かれてしまうと、卵子凍結が気休めでしかないのではないかという気がしてきます。

この補助制度の意図は?

http://www.flickr.com/photos/18090920@N07/4646164016
photo by Sean MacEntee

ロイターによると

優秀な人材を確保するための競争が激しさを増す中、社員特典や福利厚生にはコストを惜しまないという両社の強い意気込みが感じられる。

とする、この補助制度の意図がどこにあるのでしょうか?

国際ニュース AFPBB Newsによると、

キャリアの妨げになる可能性のある出産の時期を遅らせるための卵子の凍結保存に対し、補助金を支給することを決めたことが分かった。

とのこと。

たしかに、キャリア組でなくても女性が出産・育児をしながら会社で生き残って行くには厳しい環境のIT業界。それゆえに、理由としては納得ですし、補助金がない人たちからするとうらやましい話でもあります。

他の福利厚生でまかなえば良いのでは?

Appleは最近、育児休暇の延長も含め、新たな福利厚生を導入している。Facebookは新生児を持つ従業員に対し、男女を問わず4カ月間の育児休暇を認めている。

とのことなので、今回の卵子凍結制度で福利厚生を補強しようという狙いみたいですね。たしかに、共に業界を牽引する大企業だけに優秀な人材を常に囲うためには必要な措置だと思います。

あなたは「卵子凍結に補助金」というこの制度をどう思いますか?

http://www.flickr.com/photos/44102337@N03/7882614208
photo by GSCSNJ

卵子凍結自体、様々なリスクや倫理的問題をはらんでいるので、個人個人の判断が問われます。

アメリカの生殖医療がどうなっているのか分かりませんが、リスクやデメリットを理解した上で、選択肢が増えるのは女性のキャリア形成にとって良いことなのかもしれません。

日本では、クラウドワークスなどの出現により、自宅でパソコンを使いながら仕事も育児もできる環境が整い始めています。しかし、まだまだ誰もがそんな環境で仕事出来るとは言いがたい状況です。

もちろん卵子凍結は1つの選択肢として持っておくのは良いと思いますが、それは応急措置のようなもの。高額な卵子凍結が出来ない女性も育児と仕事を両立できるよう、働き方の仕組みを社会全体で変えて行くことが必須ではないでしょうか。

この「卵子凍結に補助金」制度、あなたはどう思いますか?

以上「卵子凍結に補助金?Facebookとアップル社が、女性の悩みに応える制度を採用。あなたはどう思う?」でした。