今回は、iPhone8とiPhone7のデザインの違いはもちろん、機能的にiPhoneがどのように進化したのか徹底比較してみようと思います。
iPhone7と8を比較する上での基礎知識:
どっちが最新モデル?
まず前提として覚えておいて欲しいのが、iPhone7とiPhone8はどちらが最新モデルかという話です。
iPhone7 | iPhone8 | |
---|---|---|
発売日(日本時間) | 2016年9月16日 | 2017年9月22日 |
上記の通り、iPhone7の発売日は2016年9月16日です。iPhone8が発売されたのがiPhone7が発売された1年後の2017年9月22日となっています。
当然、iPhone7とiPhone8と比較するとiPhone8の方が最新モデルとなっており、機能的にも進化しています。では、デザイン・機能はどのように変わっているのでしょうか。
iPhone8とiPhone7のデザインの違い:
ではまず、外観の違いから。全体的にiPhone8というメジャーアップデートモデルのときのような名称となっていますが、感覚的には「iPhone8=iPhone7s」だと思います。つまり、iPhone7の後継機という位置付けなので、iPhone7とiPhone8の違いに大きな差はないのです。
もちろん、全体的にiPhone7よりiPhone 8の方が良くなっているのですが、どこが進化したのでしょうか。
大きさ・重さ
まず大きさですが、これはほぼ同じ大きさです。
モデル名 | 高さ | 幅 | 厚さ | 重さ |
---|---|---|---|---|
iPhone7 | 138.3 mm | 67.1 mm | 7.1 mm | 138 g |
iPhone8 | 138.4 mm | 67.3 mm | 7.3 mm | 148 g |
iPhone7Plus | 158.2 mm | 77.9 mm | 7.3 mm | 188 g |
iPhone8Plus | 158.4 mm | 78.1 mm | 7.5 mm | 202 g |
iPhone7→iPhone8、iPhone7Plus→iPhone8Plusともに、0.1~0.2mm大きくなった感じ。0.2mmって持っただけだとわからないかも。重さも増えたので、最軽量の端末が欲しい!という方は、iPhone7一択となります。
詳しくは下記の記事をどうぞ。
画面(ディスプレイ)
iPhone8、iPhone7ともに「4.7インチ Retina HDディスプレイ」と全く一緒です。ただし、iPhone8はTrue Toneディスプレイを搭載。True Toneディスプレイとは、周りの環境光に合わせて、画面の色をあわせていく技術のこと。9.7インチのiPad Proにも使われている技術です。
外や光が強い場所に行くと、暗い場所で画面を見た感じでと違うなってときがありますが、それを自動で調整してくれる機能です。
ディスプレイサイズ | True Toneディスプレイ | |
---|---|---|
iPhone7 | 4.7インチ (Retina HDディスプレイ) | なし |
iPhone8 | 4.7インチ (Retina HDディスプレイ) | あり |
iPhone7Plus | 5.5インチ(Retina HDディスプレイ) | なし |
iPhone8Plus | 5.5インチ(Retina HDディスプレイ) | あり |
iPhone8、iPhone8PlusにTrue Toneディスプレイは搭載されています。
色
下記のカラーは今まで販売があったカラーをまとめて記載します。
モデル名 | カラー |
---|---|
iPhone7 | ジェットブラック/ブラック/ローズゴールド/ゴールド/シルバー/(PRODUCT)RED™(2017年9月21日時点、大手3社のみ取り扱いあり) |
iPhone8 | シルバー/スペースグレイ/ゴールド |
iPhone7Plus | ジェットブラック/ブラック/ローズゴールド/ゴールド/シルバー/(PRODUCT)RED™(2017年9月21日時点、大手3社のみ取り扱いあり) |
iPhone8Plus | シルバー/スペースグレイ/ゴールド |
ちなみに、iPhone7のカラーについては、ドコモ・ソフトバンク・au・Apple公式サイトで販売しているカラーが異なります。特に2017年3月に発売した「レッド」については、ドコモ・au・ソフトバンクでのみ取り扱いになっているので、注意が必要です。
iPhone8の人気カラー(色)は?
また、なぜローズゴールドがなくなったんだ…と惜しむ声が聞こえていますが、iPhone8のゴールドも優しいオレンジで非常に好感が持てます。人気色についてはこちらで予想しているので、参考にしてみてくださいね。
ボディの素材
iPhone7のボディはアルミニウム素材でしたが、iPhone8はワイヤレス充電が可能になった関係で、背面が強化ガラス仕上げとなっています。
モデル名 | 素材 |
---|---|
iPhone7 | アルミ製 |
iPhone8 | 耐久性のあるガラス(フレーム:アルミニウム製) |
iPhone7Plus | アルミ製 |
iPhone8Plus | 耐久性のあるガラス(フレーム:アルミニウム製) |
上記のように背面部分の素材が変わったことで、今までケーブルでしか充電できなかったiPhoneが「置くだけ充電に対応」しました。
今までiPhoneを充電するにはケーブルにつないでいましたが、 iPhone8は従来のライトニングケーブルでの充電が可能なことに加え、置き型のマットのような置き型充電器の上に置くだけで充電できるようになります。
詳しくは上記の記事をご覧ください。また、どんなワイヤレス充電器があるのかについては、下記の記事にまとめてみました。
ワイヤレス充電器は思ったより高くありませんが、置き型充電器は別売りなので、特に必要がないという人は今まで通りケーブルでの充電となります。
iPhone8とiPhone7の機能の違い:
カメラ
特筆すべきは、ポートレートライティング機能。iPhone7Plusのポートレートモードに昨年は感動しましたが、さらにiPhone 8 Plusのみに「ポートレートライティング機能」を持つデュアルカメラが搭載されました。
写真を通じた自己表現がより幅広く楽しめることだと思います。
また、iPhone6sだけどもう少し我慢かなーって思ってる人の中で、頻繁にカメラを使っている人はiPhone7/7Plusがオススメ。カメラのフォーマットを高効率(HEIF/HEVCフォーマット)設定(iOS 11)することで、写真のファイルサイズが約半分になります。機能は是非活用して欲しい機能の1つです。それに加え、iPhone7Plusなら、価格の割にポートレート機能がついていてボケ感を楽しめます。
充電方法
充電方法がライトニングケーブルのみから、ワイヤレス充電もできるようになりました。iPHone8はワイヤレス充電とライトニングケーブルでの充電ができるので、今までの充電器はもちろんのこと、置き型充電器を買って、ポンと置くだけ充電をすることもできます。
ストレージ容量
ストレージ容量とは、iPhoneの中にどれだけの写真や動画、音楽などのデータを入れる容量のこと。これはAndroidスマホと違い、後から増やすのは非常に大変なので、購入時によーく検討して欲しいところです。
モデル名 | ストレージ容量 |
---|---|
iPhone7 | 32GB/128GBGB |
iPhone8 | 64GB/256GB |
iPhone7Plus | 32GB/128GBGB |
iPhone8Plus | 64GB/256GB |
上記のストレージ容量は、Apple公式サイトに掲載されているもの。実はドコモ・au・ソフトバンクではiPhone7の32GB・128GB・256GBが販売されています。
ストレージ容量は重要だけど、iPhoneの本体スペックはそこまで重要視していないのであれば、3社から販売されているiPhone7の大きいストレージ容量を購入するのもいいかもしれません。
購入の目安については、上記の記事を参考に慎重に選んでくださいね。毎年、後悔している友人を何名か目にします。
バッテリー容量
iPhone6s以降、電池の保ちが改善されてきたこともあり、あまり苦を感じなくなった方が多いのではないでしょうか。
しかし、ポケモンGOなどの位置情報をつかったアプリを起動させると、みるみるうちに充電がなくなっていくので、バッテリー容量が大きいに越したことはないですよね。
公式サイトには、下記のように記載されています。
モデル名 | バッテリー容量 | iPhone6sを基準とした差 |
---|---|---|
iPhone7 | iPhone 6sより最大2時間長いバッテリー駆動時間 | +2時間 |
iPhone8 | iPhone 7とほぼ同じバッテリー駆動時間 | +2時間 |
モデル名 | バッテリー容量 | iPhone6s Plusを基準とした差 |
---|---|---|
iPhone7Plus | iPhone 6s Plusより最大1時間長いバッテリー駆動時間 | +1時間 |
iPhone8Plus | iPhone 7 Plusとほぼ同じバッテリー駆動時間 | +1時間 |
上記の表を見てみると、バッテリー容量については、全く差がないという結果となりました。外出する時間が長い方にとっては、少し残念な結果ですね。
認証方式は変わらずTouchIDのまま。
気になっている方も多いと思われる「Face ID」ですが、iPhone8には搭載されませんでした。そのため、iPhone8の認証方法はiPhone7と同じ「Touch ID」だけ。
モデル名 | 認証方法 |
---|---|
iPhone7 | Touch ID |
iPhone8 | Touch ID |
iPhone7Plus | Touch ID |
iPhone8Plus | Touch ID |
詳細については、下記に記載しました。こちら↓をどうぞ。
この認証方式については、賛否両論あり、「安全面や使い心地など心配だから、ひとまず様子見」という方も多いようです。ただ、上記記事にも挙げたのですが、料理中や手が使えないときには非常に便利な認証方法だと思うので、これはあなたのiPhoneの使い方によって、どちらを買うべきか決めた方が良いでしょう。
チップ(処理能力)
今回搭載されているチップについては、iPhone8が大きく進化しました。iPhone7に搭載されているチップはA10、iPHone8に搭載してるチップがA11 Bionicというのですが、
A11 Bionicは6つのコアと43億個のトランジスタを搭載しています。そのうち4つの効率コアはA10 Fusionチップより最大70パーセント高速で、2つの性能コアは最大25パーセント高速です。
(引用元:iPhone 8 - Apple公式サイト)
としています。動きの早いゲームアプリを使っている人は特にそのスゴさを実感できるのではないでしょうか。また、ARを使ったゲームとアプリケーションもこれから出てくると思いますので、ARゲームをヌルサクで行うのにもiPhone8はいいのではないでしょうか。
iPhone7・iPhone8、どこで買える?
いかがだったでしょうか。iPhone8は、様々な最新技術を備えています。特にワイヤレス充電やiPhone8Plusのカメラ機能向上は、生活をより豊かに進化させてくれそうです。
iPhone Xはまだ様子見だけど、iPhoneを買い替えたいと思っている方は、価格と自分が求める機能のバランスを考えて購入してくださいね。
購入できる場所については、下記の各社オンラインサイトが便利です。無駄なオプションに強制的に加入させられることもないし、自宅にiPhoneが送られてくるので、店の営業時間を気にする必要もありません。
自分でiPhoneの初期設定ができるか不安な方は、オンラインサイトで購入する際に、「店舗で受け取る」を選択すれば、店舗でiPhoneを受け取り、店員さんに初期設定をお願いすることも可能です。
自分の生活スタイルに合った購入方法を選択してくださいね。また、下記サイトでは契約前に月々の支払い額をシミュレーションできる「料金シミュレーター」もあります。こちらも活用してくださいね。
以上「iPhone 8とiPhone 7の違いをわかりやすく徹底比較。どっちを買うべきか、スペック比較してわかったおすすめiPhoneの機種は?」でした。