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iPhoneの読み方はアイホンとアイフォンのどっち?それとも、アイフォーンが正式名称なのかを解説(iPhoneの商標について)。

iPhone
『iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。』

この記載をApple公式ページで発見した時、アイフォンと表記しているブログもあれば、アイフォーンとしている記事があることにハタと気付いた私。

今回はiPhoneの読み方は、どの表記が正式なものなのかについて調べてみました。

アイフォンとアイフォーンについて:

新聞社や大手ニュース発信サイトは「アイフォーン」

まず、公式なiPhoneの読み方を知るためには、新聞社の記載を見るのが一番。ブログや個人制作のWebサイトだと、正式名称を利用していない場合もあるためです。

試しに見つけてみた新聞社の記事は下記の通り。

お読みいただければわかるように、ロイターも読売新聞も「アイフォン」ではなく「アイフォーン」と記載しているということは、こっちが正式名称である可能性大。

更に信憑性を高めるべく、今度は本家本元のApple公式サイトでカタカナ表記がされていないか、チェックしてみました。

iPhone6の公式ページの記載に注目

早速、Apple公式サイトにて確認をしてみると、サイト下部のフッター部分に下記のような記載を発見。

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写真の真ん中あたりをご覧ください。

iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。

って書いてあるのがわかりますか?こう書いてあるということは、Appleからアイホン株式会社というところに、なんらかの商標使用料が払わられているってこと。

でも「アイフォーン」ではなく「アイホン」だけど、カタカナ表記はここだけ。あれ?「アイホン」なのかな?謎は深まるばかり。

そこで今度は、そもそもアイホン株式会社ってどんな会社で、どんなものを販売している会社なのかを調べてみました。

アイホン株式会社は日本最大手のインターホン会社

aiphone

アイホン株式会社は、アメリカや中国、フランスなど、世界8カ国に現地法人を持つ名古屋市のインターホン最大手メーカー。

みなさんの自宅に付いているインターホン(呼び出しチャイム)も、もしかしたらこのアイホン株式会社製の製品かもしれないので、興味がある方は見てみてください。

そのくらいアイホン株式会社はインターホン製造において大手メーカー。日本だけでなく世界的にも、昔から「アイホン=携帯電話」ではなく「アイホン=インターホン」だったのです。

商標をめぐってAppleと協議

そのため、従来からアイホンの商標を持っていたアイホン株式会社は、Apple社が日本でiPhoneを発売することになった際、2007年8月よりApple側と協議を実施。

そして2008年3月に以下の内容で合意しているようです。

「iPhone」(アイフォーン)の商標について、国内では同社がAppleに対して使用を許諾。海外では両社の商標が共存することで合意した。契約内容の詳細は非公開。
(引用元:アイホン、iPhoneの商標問題でAppleと「友好的合意」 - ITmedia NEWS

※同社=アイホン株式会社

つまり、AppleがiPhone販売においてカタカナ表記をする際には「アイフォーン=アップルの電話機」と定義され、友好的に共存できる方向へ合意したということ。

結果、アイホンやアイフォンと表記するのは駄目だけど、アイフォーンだったらAppleが利用していいよという形にしたようです。

「アイホン」はいつ頃、商標登録されたの?

ちなみに、いつ「アイホン」が商標登録されたのでしょうか。特許情報プラットフォームによれば、

(111)登録番号 第460472号
(151)登録日 昭和30年(1955)2月16日
(210)出願番号 商願昭29-8949
(220)出願日 昭和29年(1954)4月9日
先願権発生日 昭和29年(1954)4月9日
(180)存続期間満了日 平成37年(2025)2月16日

と記されていました。昭和29年に出願がされ、昭和30年に登録されていたとなれば、Appleが「アイフォンは当社の商標だ!」なんて主張できないのもわかりますね(下記のサイトで「アイホン」の商標登録が確認できる)。

尚、あと約9年で存続期間満了という形になるようですが、その後ってどうなるんでしょうかね。しかしながら、アイホン株式会社が商標登録した当時は、AppleからiPhoneに関する打診が来ようとは夢にも思わなかったでしょうから、人生何があるかわからないものです。

iPhone商標登録はアイホン株式会社が保有

AppleはiPhoneの商標を持っていない

カタカナ表記に関して前述した通りですが、神田国際特許商標事務所によると、下記のような流れでiPhoneの商標登録が行われたようです。

① 米国のアップル社が、2006年9月に、自社名義で『iPhone』について商標登録を申請。

② しかし、アイホン株式会社の登録商標『アイホン』に類似しているとの理由で、特許庁がその商標登録を拒絶。

③ 苦肉の策として、『iPhone』の商標登録申請の名義人を、米国アップル社から、アイホン株式会社に名義変更。

④ 同一名義人であれば商標の類似は問われないので、アイホン株式会社の名義にて、無事に『iPhone』が商標登録。

⑤ 登録後すぐに、アイホン株式会社から米国アップル社に対して、専用使用権(独占的に使用する権利)を設定。

(引用元:http://kanda-ip.jp/2014/04/06/7775

アイホン株式会社の名義でiPhoneが商標登録されるというのは、私からすると不思議な感じがします。しかし、こうすることで「iPhone」表記が日本でも使えるようになって良かったです。

iPhoneの正式名称は「アイフォーン」

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つまり結論としては、iPhoneの正式名称は「アイフォーン」ということ。

紆余曲折あったものの、友好的に合意できて良かったですね。商標の話は、グローバル企業なら絶対に考えておくべき項目の1つ。今後、世界的な事業を起こそうとしている方は、こういう事例から学びたいものです。

以上「iPhoneの読み方はアイホンとアイフォンのどっち?それとも、アイフォーンが正式名称なのかを解説(iPhoneの商標について)。」でした。

関連リンク

iPhoneの正式名称と同じくよくわからないのが、iPhoneXの読み方。こちらについてはどの呼称が正しいのか、気になる方は下記記事もあわせてどうぞ。

iphone-news.hatenablog.jp