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フリーWi-Fiのセキュリティが改善?総務省が規制強化する方針のようですが、利用者はフリーWi-Fiの危険性を理解しておきましょう。

#2673 Wi-Fi available where?

普段出掛ける街中、あるいは知らない土地を旅するとき、便利なのがWi-Fiスポット。

最近では訪日観光客向けも兼ねてか、さまざまなWi-Fiスポットのステッカーを待ちで見掛けるようになりました。

でも、便利さにはリスクがつきまとうもの。そこで、いよいよ総務省が規制強化に踏み切るようです。

はじめに:Wi-Fiスポットには2種類ある

現在、国内の街中や店舗等に設置されているWi-Fiスポットは、大きく分けて次の2種類があります。

1.完全フリー型

暗号化を行わず、誰でもアクセスできるようにしてあるタイプ。

2.暗号化型

Wi-Fiの接続にパスワード等が必要なタイプ。
パスワードは会員登録時にスマートフォンに自動設定されたり、お店の中に貼りだしてあったりする。

このうち、今回取り上げるのが1の完全フリー型です。

完全フリー型の何が問題なのか?

Wi-Fiを誰でも使えるようにする、そういう意味では完全フリー型は一番手軽かつ効果的です。

接続にパスワード等が必要ありませんから、Wi-Fiの使い方さえ知っていれば、誰でも簡単に、それこそ日本語のわからない外国人の方でも使う事ができます。

しかし、こうした完全フリー型のWi-Fiスポットには、1つ大きな問題があります。それは、通信が暗号化されていないこと。

その為、こうしたWi-Fiスポットでメールを送ったり、クレジットカードを使って買い物をしたりといった行為をすると、その内容を悪意のある第三者に見られてしまう可能性があるのです。

要は、大衆の前で、大声で自分の銀行の口座番号と暗証番号を叫んでいるようなもの。高い利便性の一方で、大きな危険性をはらんでいるといえるのです。

総務省が規制する方針を表明

ここ数年で訪日客が増えていることに加え、3年後の2020年に東京オリンピックも控えていることから、いよいよ総務省もこうした完全フリー型のWi-Fiスポットを規制する方向で検討を始めたようです。

リンク先の記事によると、今後規制範囲など細かい点をまとめ、ガイドラインという形で提示していく模様。

私個人の考えとしては、あくまでガイドラインなので、現実にどこまで実現できるは微妙なところ。ただ、少なくとも大手のWi-Fi事業者は、ガイドライン遵守の方向に多くが流れるのではないかと予想しています。

暗号化型のWi-Fiスポットも必ずしも安全ではない

前述のSankei Bizの記事にもあるように、総務省は、基本的には完全フリー型のWi-Fiスポットを規制する方向で検討を進めています。

しかし、実際には暗号化型のWi-Fiスポットでも、必ず安全という訳ではありません。

特に注意が必要なのが、WEPという古い暗号化方式を使っているWi-Fiスポット。

以前当サイトでも少し取り上げたことがありますが、このWEPは既に暗号化を簡単に破れることが知られており、事実上完全フリー型に接続しているのと殆ど変わりません。

現在、こうしたセキュリティリスクに加え、スマートフォンなどのデバイス側もより安全な暗号化方式に対応したことから、大手のWi-Fi事業者を中心にWEP接続のスポットは廃止されつつあります。

しかし、個人のお店が自前でWi-Fiを公開しているケースなど、一部ではルーターの入れ替えが行われておらず、WEPのままというケースも実はよくある話です。

さらに怖いのは、iOSの場合、ユーザー側にはどの暗号化方式を採用しているのかわかりづらくなっており、そのWi-Fiが本当に安全なのかわからないこと。

これでは、iPhoneやiPadしか手元にない場合、既に安全とわかっているWi-Fiスポット以外は使いづらくなってしまいます。(Appleさん、改善してくれないかなぁ。)

総務省が仮に完全フリー型を禁止にしたとしても、ユーザーは今後も初めてのWi-Fiに接続する際は自衛の心構えをきちんともっておく必要があると言えるでしょう。

以上「フリーWi-Fiのセキュリティが改善?総務省が規制強化する方針のようですが、利用者はフリーWi-Fiの危険性を理解しておきましょう。」でした。