りんごあつめ(旧館)

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Appleが意図的に古いiPhoneが重くなる現象を起こした?iPhoneが突然シャットダウンする問題から急展開で、米では訴訟問題に発展か。

apple leather case for iPhone 6

「今使っているiPhoneがiOSをアップデートしたら非常に重くなった。もう寿命だろうから新しいモデルに買い換えよう」と思われる方は多いのではないでしょうか。

でも、iPhoneが重くなった理由が意図的に操作されたものだったとしたら…。今日はAppleの社会的信用が失墜しかねないお話です。

事の始まりはiPhone6sでの突発的なシャットダウン問題から。

2016年の11月ごろから、インターネットでも話題になっていたiPhone6sの突発的なシャットダウン現象。

上の記事のように、このブログでもiPhone6sのバッテリープログラムに関する記事を書いてきましたが、未だに「バッテリー残量が60%近くあるにもかかわらず、電源が落ちてしまう」という事象に見舞われた声をTwitterなどで見かけます。

Appleはこの問題に対し、バッテリーの製造過程で素材が外気に触れている時間が長かったものは組み立て前からすでに劣化が始まっていた恐れがあると発表。

すぐさま交換対応サイトを公開しシリアルコードから、該当する時期に製造された機種かを判別、該当機種についてはバッテリー交換などの対応を行なっていました。

私のiPhone6sも交換対象だったので、実際にバッテリーを交換してもらいました。その様子はこちら。

その後、iOSの改修によって突発性シャットダウン症状は改善されたように思われていました。しかし、この問題に対し、2017年12月18日にベンチマークソフトGeekbench開発元が下記のような記事を公開し、瞬く間に大問題に発展。

上記の記事でGeekbenchはAppleがiOSのバージョンに応じてiPhoneのパフォーマンスを落としていると発表し、 iPhone6sシャットダウン問題が急展開する事になりました。

AppleはiPhoneを守るための仕組みと主張

2017年12月21日、AppleがこのGeekbenchの主張に対し、米国現地報道に声明を発表。

Our goal is to deliver the best experience for customers, which includes overall performance and prolonging the life of their devices. Lithium-ion batteries become less capable of supplying peak current demands when in cold conditions, have a low battery charge or as they age over time, which can result in the device unexpectedly shutting down to protect its electronic components.

Last year we released a feature for iPhone 6, iPhone 6s and iPhone SE to smooth out the instantaneous peaks only when needed to prevent the device from unexpectedly shutting down during these conditions. We’ve now extended that feature to iPhone 7 with iOS 11.2, and plan to add support for other products in the future.

(引用元:Apple addresses why people are saying their iPhones with older batteries are running ‘slower’ | TechCrunch

翻訳はGoogleに任せたいのですが、要は、各社報道の主張通りiPhoneの性能を下げていることを認めた上で、AppleがiOSに実装した機能は「CPUの処理がピークに達した時、バッテリーからの電力供給を抑えるようにCPU自体の処理速度を低下させる」という主張を行っています。

つまり、CPUへの電力供給ができなかったため、iPhoneの内部パーツを破損させないためにシャットダウンさせていたのです。

しかし、この機能が経年劣化で十分な電力を供給できなくなってしまったバッテリーに対しても、働いてしまうため「全体的に遅くなった」という声が出てしまったのかもしれません。

しかも、バッテリーを新品に交換すると処理速度が速くなるとの意見も出ていることから、この実装した機能が明らかに悪い方向に動いてしまっていたことは間違いないと思われます。

このiPhoneを保護するための機能であることを、Appleはきちんと情報公開をしていれば何も大きな問題に発展することはなかったのですが、Appleはきちんと発表していなかったようです。

そのことが、Appleは意図的に旧iPhoneの性能を下げ、まだ使えるiPhoneから新しいiPhoneに買い替えをさせたのではないか言われる結果につながってしまったと考えられます。

さらにアメリカでは、訴訟問題にまで発展してしまったという報道まで出てきました。

アメリカの司法の判断の行方は。

iPhone6sの突発的なシャットダウン現象から端を発したこの問題。「Appleは買い替えを促進させるために、このような電力管理機能をiOSに組み込んだ訳ではない」と信じたいところではありますが、なぜ今まで情報を公開しなかったのか疑問が残ります。

最初は買い替え促進をするつもりがなかったが、結果的に促進につながるから黙っておこうという流れになったのではないか?と捉えられても仕方のない状況であるとも言えるのではないでしょうか。

あくまでもiPhoneを守るための機能として搭載したものだというAppleの主張に対し、アメリカの司法はどのような判決を出すのでしょうか。続報を待ちたいと思います。

以上「Appleが意図的に古いiPhoneが重くなる現象を起こした?iPhoneが突然シャットダウンする問題から急展開で、米では訴訟問題に発展か。」でした。

iPhone6sユーザーで「動作が重い…」と感じるなら、こちらの記事をどうぞ。